時代が創る翻訳イノベーション in 関西
第28回JTF翻訳祭実行委員長
日本翻訳連盟 理事
石岡 映子 Ishioka Eiko
第28回JTF翻訳祭が無事に終了しました。
晴天にも恵まれ、全てのプログラムが大盛況のうちに終えることができました。ご参加いただいた皆さま、関係者各位に感謝を申し上げます。
飯間先生のノースライド、生プレゼンに感激し、テクニカルコミュニケータ協会(JTCA)様との共同セッションでは用語集の重要性を改めて考えさせられました。
翌日の京都大学の高橋先生によるパーキンソン病のiPS治療の話は、まさにイノベーションを実感する素晴らしいご講演でした。FINAL FANTASYの長谷川さんのプレゼンも日本翻訳者協会(JAT)様のTonyさんのご講演も皆、素敵でした。
今回のテーマの一つはMT(機械翻訳システム)でしたが、京都大学の黒橋先生、LinkedIn のMike Dillinger博士、特許翻訳の松田さんなど、関連するセッションやブースでの展示には興味深い情報が満載でした。
さらに、交流パーティーで乾杯のご発声を賜った京都大学元総長であられる長尾眞先生の文化勲章受賞のニュースが速報で流れ、会場は祝福ムードに包まれました。
平成最後に天皇陛下から親授される文化勲章を長尾先生が受けられるのですから、MTが社会に認知された、と確信したJTF翻訳祭でした。
実行委員長として、まずはご参加いただいた皆さまに感謝をお伝えし、関係者各位の労をねぎらいたいと思います。本当にありがとうございました。
今回は、初の京都開催、ほぼ2日間での開催、スポンサーシップ、参加登録・受付システムの導入、海外からの招待講演者招聘、ランチョンセミナーの実施など、数多くの初めてのチャレンジングな試みを取り入れました。
ただ、幾つかの課題も残りました。これらは次の横浜開催に繋ぎたいと思います。
引き続き日本翻訳連盟へのご支援、ご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
石岡 映子 Ishioka Eiko
株式会社アスカコーポレーション 代表取締役、JTF理事。医薬専門の翻訳会社として大阪に本社を置き、論文・開発関連の翻訳を中心に手掛ける。米国科学振興協会Scienceの日本代理店も務める。
日程:2019年10月24日(木)
会場:パシフィコ横浜 会議センター(3階、4階)
たくさんの皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
http://www.pacifico.co.jp/