【2023年度JTF定時社員総会基調講演】第7回翻訳・通訳業界調査報告
日 時:2023年6月6日(火)
開 催:会場(アルカディア市ヶ谷)およびzoomウェビナー
テーマ:第7回翻訳・通訳業界調査報告
講演者:
二宮 俊一郎(JTF理事、株式会社翻訳センター 代表取締役社長)
小泉 志保(JTF理事、京都大学 学際融合教育研究推進センター 政策のための科学ユニット 特定助教)
<登壇者のプロフィール>
●二宮 俊一郎
JTF理事、株式会社翻訳センター 代表取締役社長
プロフィール画像
1997年4月 (株)翻訳センター(東京)入社
2004年6月 (株)翻訳センター取締役
2017年11月 (株)メディア総合研究所代表取締役社長(現任)
2018年6月 (株)翻訳センター代表取締役社長(現任)
2018年7月 HC Language Solutions, Inc. 代表取締役社長(現任)
●小泉 志保
京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻 専門職学位課程修了。社会健康医学修士(MPH)。金沢大学非常勤講師、奈良県立医科大学倫理審査委員、NPO法人日本メディカルライター協会評議員。
参加者数 :会場、オンライン合計262人
概 要:
一般社団法人 日本翻訳連盟(JTF)では、2004年に翻訳業界の現状を数量的に把握するため業界調査を開始しました。2017年より通訳業界も調査対象に加え、この度、7回目となる2022年度翻訳通訳業界実態調査を実施し、分析結果を「翻訳通訳白書」として発行いたします。
今回の調査では、以下のような調査内容を加えました。
1.コロナ禍による事業影響(第6回から追加)
2.機械翻訳の普及が加速する状況を踏まえ、機械翻訳利用に関する調査(第6回から追加)
3.円安による影響(今回から追加)
4.インボイス制度について(今回から追加)
5.PEについて(個人のみ)(今回から追加)
当講演では、2022年度翻訳通訳白書の概略説明と、データ分析を通じて得られた知見をお話しします。
<講演のポイント>
- 翻訳通訳白書の概要
- クロス集計等の手法を用いた白書には記載していない分析結果。トピックは、機械翻訳や円安、インボイスなど昨今の業界変化のなかから、調査結果において顕著な傾向を示したものを取り上げる。
<参加者のアンケートより>
- ポストエディットの単価が参考になりました
- 本日はありがとうございました。景況感、MT利用状況について大変参考になりました。
- 翻訳者が利用する機械翻訳エンジンの種類は参考になりました。その翻訳エンジンを利用する理由などもまとまった情報があるとありがたいです。