2023年度第3回JTFセミナー報告
日 時:2024年2月20日 (火)
開 催:Zoomウェビナー
テーマ:トランスクリエーション:AI時代の共感のデザイン
講演者:小塚 泰彦(株式会社 morph transcreation 代表取締役社長)
<登壇者のプロフィール>
博報堂にてコピーライター、アートディレクター、博報堂生活総合研究所研究員を経て渡英。Royal College of Art(英国王立芸術大学院)博士課程を中退し、Kieran Hollandと共にロンドンでトランスクリエーションに特化した会社を創業。世界トップ企業や日本のナショナルクライアントから京都の老舗まで幅広く数多くのトランスクリエーションを提供してきた。長年の趣味として観世流で能を稽古し、冷泉流で和歌を修学している。
参加者数:54人
概 要:
「トランスクリエーション」を手掛かりに、機械翻訳や生成AIが飛躍的な発展を遂げる時代における人間の創造性について考える。また、AIと人間の創造性を拡張しあう「拡張創造性」についての導入も紹介する。広告業界で長年マーケティング・コミュニケーションに携わった人間がロンドンでトランスクリエーションに出会い、魅了され、それに特化した会社を起業し、新たな価値を見出そうと悪戦苦闘している様子を公開。グローバルブランディングやマーケティング領域のクリエイティブ制作の方法から翻訳に携わる皆様のお役に立てるようであれば幸いである。
<講演のポイント>
- トランスクリエーション
- AI時代の創造性
- 共感のデザイン
- グローバルブランディング
<参加者のアンケートより>
- ご本人も仰っていましたが、翻訳業界の外の立場から、トランスクリエーションや、翻訳業の将来像を語ってもらえたのは非常に示唆的でした。
- 携わる仕事のレベルやカテゴリーが違うな、とは感じましたが、お話のエッセンスは参考になりました。
- クライアントの真意を測り、しかるべきロジックでクライアントに訴えることは、特にクリエイティブな翻訳において必須であるとあらためて感じました。