日本翻訳連盟(JTF)

PEは毎時600〜1,000ワードが適正:Slatorが読者アンケート結果を公表

翻訳業界情報サイトのSlatorは、今年1〜2月に実施した読者アンケートの結果を公表した。

MTの質が良いと仮定した場合のPE(ポストエディット)の適正速度に関する質問では、1時間あたりで「600〜800ワード」という回答が29.8%、「800〜1,000ワード」が27.7%、「400〜600ワード」が24.5%だった。この3つで回答の約8割を占めている。

さらに、ソース言語に詳しくないSMT(Subject-matter expert:特定分野の専門家)によるPEが5年後に広く採用されていると思うかという質問では、「いいえ」という回答が45.2%、「ニッチに留まる」が33.9%、「はい」が21%だった。やはり専門知識があっても、翻訳においてソース言語の理解は重要だと考えている回答者が多いようだ。

また翻訳会社における2021年の雇用計画に関する質問では、「空きがあるので積極的に採用する」が43.2%と回答している。翻訳業界の雇用環境には力強さが見られる。

詳細:https://slator.com/industry-news/reader-polls-human-translation-speed-look-whos-hiring-aggressively-email-behavior/

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