週間ニュースまとめ(2021-04-12)

編集長が注目した先週の業界ニュースをまとめて取り上げます。

業界ニュース

メディア・ローカリゼーションのIyuno-SDIがソフトバンク・ビジョン・ファンドから出資

Iyuno-SDI Groupがソフトバンク・ビジョン・ファンド2から1億6000万ドル(約176億円)の出資を受けた。Iyuno-SDI Groupは字幕翻訳などのメディア・ローカリゼーションを提供する企業で、今年Iyuno MediaがSDI Media Groupを買収して誕生した。

またソフトバンク・ビジョン・ファンド2はソフトバンクグループが出資する投資ファンド。

詳細:https://www.iyunomg.com/news/news/iyuno-sdi-group-secures-160-million-investment-from-softbank-vision-fund-2

オープンソースTMS「translate5」のコンソーシアムが発足

オープンソースで開発が進められているTMS「translate5」のコンソーシアムが発足した。translate5はウェブ上で動作する翻訳管理システムで、TMやMT連携など一般的に必要な機能は備わっている。自社サーバーにインストールするなら無料で使える(有料でサーバーも提供されている)。

現在コンソーシアムにはドイツを中心とした欧州の翻訳会社10社が参加しており、新メンバーも募集している。

詳細:https://www.translate5.net/en/2021/03/22/the-translate5-consortium-a-full-service-open-source-cloud-based-translation-system

他メディア掲載の情報紹介

【日本出版学会記事】コロナ禍における翻訳出版――現在そしてこれから(2)編集者の立場から

日本出版学会の翻訳出版研究部会のイベント報告が掲載されている。文藝春秋で翻訳出版部部長を務める永嶋氏の講演概要である。

出版翻訳では「翻訳発注においては、原著にふさわしい文体が得意な翻訳者が選ばれるとのことである。一例として、会話文や人称代名詞の訳し方を翻訳能力の指標としている」という考え方もあるようだ。

詳細:http://www.shuppan.jp/2018-06-03-04-12-10/1198-2202135.html

【ITmedia記事】Trelloの設定ミス、「公開」の誤解が原因? 分かりやすい表現とローカライズを考える

プロジェクト管理ツール「Trello」上にアップロードしていた個人情報などがインターネット上で検索できる状態になっていた。本記事では、日本語訳の「公開」(原語:public)や「非公開」(原語:private)が不適当だったのではと指摘が出ている点を紹介している。

現代のローカリゼーションでは、まず対訳用語集を作成し、それを翻訳時に適用するフローが一般的だと思われる。訳揺れを排除できるメリットがあるためだ。一方で、微妙なニュアンスの違いが重要となる場面で画一的に用語を適用すると、今回と同様の問題が発生しうる点には留意しておきたい。

詳細:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2104/07/news129.html

【ProZ.comブログ】6 email tips for connecting with translation agencies

情報サイトProz.comのブログで、フリーランス翻訳者が翻訳会社に登録する際のメールの書き方のコツを6つ紹介している。日本ではトライアル経由で翻訳会社に登録する方法が一般的だが、海外では必ずしも該当しない。海外の翻訳会社に登録する際には参考になるかもしれない。

詳細:https://go.proz.com/blog/tips-for-connecting-with-translation-agencies


その他の情報まとめ

特集/連載

先週JTFジャーナルに掲載された特集記事や連載記事です。

求人

先週JTFウェブサイトに掲載された求人情報です。

業界イベント

業界イベントをカレンダー形式で掲載しています。1か月先までの予定を紹介します(申し込みが締め切られている可能性もあるのでご注意ください)。

  • 4/15〜16:T-UPDATE 21 Virtual
  • 4/27:JTF40周年特別企画】 機械翻訳とは何か? どこから来て、どこへいくのか?(JTF主催)
共有