日本翻訳連盟(JTF)

GALAが2021年第3四半期の業界景気動向を発表

翻訳業界団体のGALA(Globalization and Localization Association)は、2021年第3四半期の業界景気動向調査の結果を26日に発表した。回答は81件だった。

前四半期と比較し、自社サービスや製品に対する需要が「大幅に増加」と「わずかに増加」の回答は合わせて66%だった。また前四半期と比較した収益は「10%以上増加」が合わせて56%、「変わらない」が27%、「減少」が17%だった。全体としての改善傾向が見られる。

現在行っている成長施策(複数回答)では、「新規雇用」が72%、「新技術の導入」が56%、「製品やサービスの追加」が50%などに対し、「今はしない」が13%で、前四半期よりも施策を実施している企業が増えている。また「現在コスト削減はしていない」という回答も80%で、前四半期よりも増えている。ビジネス展開に積極的な企業が目立つ。

2021年第4四半期の需要予測については、「大幅に増加」が16%、「わずかに増加」が67%、「変わらない」が13%で、こちらもやや増加。また現在の雰囲気は「楽観的」が78%、「どちらでもない」が19%、「悲観的」が3%と、雰囲気も引き続き改善傾向にある。


GALA調査結果:https://www.gala-global.org/knowledge-center/professional-development/articles/gala-pulse-survey-results-q3-2021

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