私の一冊『新装版 日本語の作文技術』
第46回:特許翻訳者、工学博士 積田則和さん 『新装版 日本語の作文技術』本多勝一著、講談社、2005年 このコーナへの寄稿を打診されたとき、すぐに頭に浮かんだのがこの一冊です。 私は研究者、技術者として定年まで企業に勤
続きを読む第46回:特許翻訳者、工学博士 積田則和さん 『新装版 日本語の作文技術』本多勝一著、講談社、2005年 このコーナへの寄稿を打診されたとき、すぐに頭に浮かんだのがこの一冊です。 私は研究者、技術者として定年まで企業に勤
続きを読む第45回:日英、英日特許翻訳者 塚村直記さん 著者は元NHK国際放送局の記者であり、茅ヶ崎方式英語会の創立メンバーである高橋義雄氏と松山薫氏のお二人である。茅ヶ崎方式英語会は、この「時事英語教本」を教材として、時事英語を
続きを読む第44回:特許商標事務所所員、特許翻訳者 江口 輝さん あなたが亡くなるときに後悔すること、わかりますか。 2009年初版の本書は、当時33歳の医師によるものです。数多くの終末期を見届けるなかで気づいた、患者たちに共通す
続きを読む第43回:特許翻訳家 石澤宏明さん 真理の不可言説性をしばしば語った釈迦にも通底する「禅」の教えについて、その「言語表現できない」真理をいかに伝えようとしてきたか、そしてそれがいかにできていないかを、仏教全体の考察を踏ま
続きを読む第42回:特許翻訳者 坂元 彩さん 『シューレス・ジョー』W・P・キンセラ著、永井淳訳、文春文庫、1989年 映画「フィールド・オブ・ドリームズ」の原作と言えばご記憶の方も多いのではないでしょうか。 当時は原書で読めるほ
続きを読む第41回:翻訳者、弁理士 奥田百子さん 『Master of the Game』Sidney Sheldon著、Harper Collins 映画化、ドラマ化されたシドニー・シェルダンの大ベストセラーです。 19世紀後半
続きを読む第40回:会社員兼写真家 谷村良太さん 今回は、インドにルーツを持つ作家でピューリッツァー賞文学賞受賞者のジュンパ・ラヒリ著『その名にちなんで(The Namesake)』(小川高義 訳)をご紹介します。 本書は、西ベン
続きを読む第39回:研究者(記述・記録言語学、ベンガル語近現代文学) 大西正幸さん 現代ウルドゥー語文学を代表するクリシャン・チャンダルの10篇の短編を収めた『ペシャーワル急行』(謝秀麗編)。1947年のインド・パキスタン分離独立
続きを読む第38回:英日・日英翻訳者 空堀玲子さん 井伏鱒二を翻訳家と思い、神宮輝夫”訳”の追っかけをする小学生だった。たずねたら、東の横綱は瀬田貞二だと即答したと思う。神宮の硬質な訳文に対し、瀬田訳の世界では古雅なことばが聞こえ
続きを読む第37回:龍谷大学 世界仏教文化研究センター博士研究員 プラダン・ゴウランガ・チャランさん 近年、翻訳研究の分野では、ある種の翻訳不可能論的な転回が見られる。これは、資本主義経済制度を背後に、グローバル化により展開される
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