日本翻訳連盟(JTF)

GALA Tokyo Networking Event報告

GALA Tokyo Networking Event報告
 



GALA Tokyo Networking Event報告
日時●2017年4月26日(水)18:30 ~ 
開催場所●ホブゴブリン渋谷
主催●Globalization & Localization Association、伊藤 彰彦氏(株式会社 十印)
報告者●目次 由美子(XTM International)

 


 

  Globalization and Localization Association(GALA)は国際的な非営利団体であり、言語サービス、翻訳サービス、言語の技術を専門に取り扱う企業の多くを会員に抱えている。業界におけるコミュニティ形成、業界標準の策定、知識の共有、テクノロジーの推進などに取り組んでいる。GALA Conferencesを年次開催しており、本年も3月末にアムステルダムにて盛大に執り行われたそうだ。

  この度東京で開催された交流会は小規模になるものと予想されたが、熱意に満ちた業界関係者で会場は溢れた。GALA非会員も歓迎、参加料なし、食事と飲み物は自己負担とされ、トピックも限定されず、講演者もなく、セッションも開催されない正真正銘の「交流会」が開催された。
 


  開始時刻の午後6時半よりも少し早くから人が集まり始めた。翻訳会社からの参加が若干多いようにも思われたが、翻訳者、翻訳ツールベンダー、翻訳発注企業の担当者を含めた翻訳業界人がそこに集った。
  普段は翻訳セミナーなどに参加したことがないという声も聞かれた。GALAのイベントだからぜひ参加するようにと上長から背中を押されたという人もあった。もちろん、いずれの翻訳関連イベントでもよく見かける「常連」の業界人も散見した。

 


  理由はなんでもいい。私たちには「翻訳」という共通の話題がある。
思いがけず、外注翻訳者と遭遇した翻訳会社のコーディネータもあった。翻訳業界における最新の動向、それに対する考えを述べる人もあれば、最新の翻訳テクノロジーに関する傾向を語る人もあり、今後待ち構える翻訳イベントや個別の団体の予定なども聞かれた。

 

 


  予定よりも多くの参加者を迎えて東京で開催されたGALAの交流会では、日本の翻訳業界のエネルギーが感じられた。

 

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