日本翻訳連盟(JTF)

「私の翻訳者デビュー」遠田和子さん編

最終回:英訳からコーチングまで、広がる仕事の面白さ

日英翻訳者としてさまざまなジャンルの実務・出版翻訳を手がけ、翻訳学校講師、企業研修講師、英語学習書の執筆等でも活躍されている遠田和子さんの「私の翻訳者デビュー」を、松本佳月さんが主宰するYou Tube「Kazuki Channel」からインタビュー記事にまとめて、5回連載で紹介します。最終回は、英訳の面白さ、専門分野の決め方、インターネット情報や「コーパス」の利用法、「パワーポイント」の英訳やコーチングなどの仕事について等、示唆に富んだ話題が広がっていきます。
(インタビュアー:松本佳月さん・齊藤貴昭さん)

第1回:大学在学中にアメリカ留学、就職氷河期を乗りこえて社内翻訳者へ

第2回:大手企業を辞め、翻訳会社、派遣社員を経てフリーランスに

第3回:納得の翻訳に見合う原文ベースになり、講師としても踏み出す

第4回:出版翻訳のきっかけ、英訳者の勉強法

英訳の醍醐味

松本:根本的な質問なんですが、遠田先生はネイティブではないのに、なぜ英訳者をされているんですか。

遠田:佳月さんと同じで、英訳が面白いからです。英訳は自由度が高いでしょ。省略が多くて以心伝心みたいな日本語から、クラリティ(明瞭さ)が求められる英語に移すとき、自分が持つ文化や言葉の知識がフルに発揮できてよりクリエイティブな気がします。

読みづらい和文原稿をきれいな英語に変換する工夫も好きです。クライアントから聞いた話ですが、あるエンジニアの方が日本語の原稿を書いて、それを私が英訳したことがありました。エンジニアが元原稿と英訳を上司に見せたら「なんだ、英語のほうがわかりやすいじゃないか」と叱られたそうです。

松本:それは英訳者冥利に尽きますね。

遠田:論理などちょっとめちゃくちゃな日本語を、きちんと整えて英語として明快に伝わるものにする。その過程が翻訳者冥利という感じがしますね。

松本:私の中では英訳って、ジグソーパズルをはめていくみたいなイメージなんです。英文を作るときの主語っていろいろあるじゃないですか。その主語によっていろいろ変わってきますよね。文章を頭から読んでいって、読者に負担をかけない英文が書けた時の「プチ達成感」というか、それがすごく気持ちよくて。

遠田:まさにそうですね。

松本:あと私の場合は、日本語ネイティブなので、原文が日本語のほうが意味を理解しやすいじゃないですか。

遠田:それもありますよね。

松本:原文の意味をまず理解してから英訳するほうが私には向いているなと思っています。日本人なので、意味のわからない英文を読むより意味がわからない日本語を読むほうがストレスがないですよね。もちろんストレスがないわけではないけど、慣れちゃって麻痺しているのかなと思うんです。さっき遠田先生がおっしゃったように、論理の破綻している日本語をちゃんとした英語にする喜びがすごく大きいです。あと和訳の経験が私はほとんどゼロなので、未知というのもあります。最初から英訳で入ったので、英訳の喜びをずっと噛みしめているという感じです。

遠田:日本語の原稿が不完全なことがあります。それをできるだけわかりやすく訳すには、ただ言葉を変換するのではなくて、ロジックを組み立てたり、言葉足らずの箇所を補足したりが必要で、そこらへんも面白いですよね。

通訳と翻訳

松本:遠田先生はお話していて人当たりもいいし、アクティブな感じがするので、通訳者にも向いているんじゃないかなと思いますけど、なぜ通訳者じゃなくて翻訳者をされているんですか。

遠田:出だしが翻訳者でしたからね。

松本:通訳の仕事にも興味はありますか。

遠田:以前、会社にいた時に2、3回はやりましたけど、通訳って瞬発力が必要ですよね。あの瞬発力は、私はないなと思います。

齊藤:遠田さんは英語でしゃべるほうもかなりできる方じゃないですか。トーストマスターズのスピーチコンテスト2017年(English Tall Tales Contest)で準優勝でしたっけ? だから通訳もやろうと思えば、相当高いレベルでこなされるんじゃないかなと想像したんですけど。

遠田:あまり考えたことがなかったですね。

齊藤:やっぱり翻訳が好きだったってことですね。

遠田:う~ん、ちょっと鈍いんじゃないですか、私。

齊藤:そんなことはないと思いますけど。

松本:テリーさんも通訳の経験があると思うんですけど、私も最初通訳者から入って、どっちが向いてるかと言われたら翻訳者のほうが向いているなと実感しました。翻訳はじっくり調べてあとに残るじゃないですか。また、通訳は本当にその場の瞬発力が必要だし、体力も必要です。それで体をこわしたりということもあったし。長く続けることを考えると、子どもが小さい時に熱出したり病気になったりしたときに、通訳だったら絶対に休めないじゃないですか。翻訳だと自分のスケジュールでなんとかやりくりできるというのもありました。

遠田:そうですね。通訳の方はすごいなと思います。

松本:本当に素晴らしいですよね。

Toastmasters Japan の 2017 年 Tall Tale(ほら話)の全国大会で準優勝したときの写真。スピーチは、カフカ風の芋虫に変身した自分が蝶になるという荒唐無稽な話で、自作のイラストを縫い付けた衣装で登場(写真は遠田氏提供)
専門分野をどう決めるか

松本:これから翻訳者になりたいなと思っている方たちに何かメッセージをお願いします。

遠田:前にも言ったことを言いたいですね。「英訳者になるんだったら英語を読め」と。

齊藤:おっしゃる通りですね。

遠田:「好きな本は何ですか」「最近○○読みましたか」と聞いて、「原書読むのはあんまり好きじゃないんです」とか言われると、なんで?と思います。

齊藤:それってヘンな話ですよね。そういう人は、もう翻訳者の適性がないんじゃないと言いたくなっちゃいますね。

松本:私は、「専門分野はどうやって決めたらいいんですか」とよく聞かれます。和訳の場合はもちろん自分の興味のある内容にするのが一番いいと思うんですけど、ネイティブじゃない私が英訳する時に専門分野をどうやって決めたかをよくよく考えると、自分の書く英文が受け入れられる分野だったのかなと思います。たまたま私は産業分野に入っていったんですが、工業英語などは、ちゃんと文法を勉強したネイティブじゃない日本人が書くほうが、特にネイティブじゃない方々にはわかりやすい英文になるんじゃないかと、こういうこともあると思います。

遠田先生は、英訳者の専門分野の決め方について、どうお考えですか。

遠田:やはり自分ができない分野は、はっきり認識するべきじゃないかと思います。あと、自分より得意な人がいるはずだというところは手を出さない。たとえば私は金融や特許などは全然わからない。かつて「あなた、内容をわからないで訳しているでしょ」と言われた苦い経験を振り返ると、今はわかるところで仕事していますね。この前も死亡証明書を英訳してほしいと依頼されて、絶対私より得意な人がいるからと調べて、証明書の翻訳を専門にしている人のURLを送ってあげたことがあります。自分がクオリティーを保証できる場を持つのは誠実さだと思います。

ただし、常に自分の守備範囲を広げる努力も必要。一生懸命調べれば自分の学びとしてもこの翻訳できるかなという感蝕が持てれば、分野を広げていくために、慣れていないところをやってみるべきだとは思います。

松本:そうですよね。私たちは英訳をしているので、ものすごくたくさんの日本語の文章を読んでいるわけですよね。長くやっていると原稿をパッと見た時に、英訳できるかできないか、なんとなく勘でわかるようになってきますよね。これに手を出しちゃダメだなとか、これはちょっと調べればちゃんと英文にできるんじゃないかとか、肌感覚でだんだんわかってくる。やっぱり数をこなすことも大事ですよね。

遠田:そうですね。一つのところで深く極めるのも大事だけれども、自分ができることできないことを見極め、苦労すればできるんじゃないかという場面では、ぜひチャレンジしたらいいと思います。

松本:社内で翻訳する場合は、すごく専門的なことを訳しますけど、翻訳会社に登録して仕事をもらう場合は、広く浅くの知識が必要になるじゃないですか。その浅い知識を、調べて調べて、なるべく深くしてから翻訳する過程が必要で、それができる人じゃないとフリーランスの翻訳者は向いていないんじゃないかと思います。

遠田:そういう調査力や調べる気概があれば、分野も少しずつ広げていくことができますよね。

ネット情報は入口にすぎない

松本:調べ方もあって、本当に信用できるサイトの情報を取らないといけないのに、適当にググって、あちこちから信用できない情報を集めて知識にしても何の意味もないと思います。私はいろんな方に、分野は別にしても、絶対にちゃんとした辞書を使ったほうがいいですよ、と言っています。翻訳者なのに辞書にお金かけていない人が多すぎるので。

遠田:Weblioとかね。

松本:Weblioや英辞郎も使いようによっては便利ですけど、あれは入口だけなんですよね。そこにある情報を全部信用してそのまま使うんじゃなくて、こういうのがあるんだ、というところから検索していって裏取りして、ちゃんとした言葉にたどり着くための入口。それだけで翻訳している人が意外と多いですが、私は信じられないです。

遠田:Weblioだけでやってますという人は私も信用しないです。時々、びっくりしちゃうような間違いが載っていますから。

松本:載ってますね。

遠田:最近、「コーパス」(言語関連のデータベース)でやっているという話も聞きます。

松本:先生のおすすめのコーパスはありますか。

遠田:辞書では見つけにくいフレーズの対訳を探すのに、LingueeとReversoを使います。

齊藤:私も両方とも使っています。ただ、Reversoは機械翻訳のものも入っている可能性があるから気をつけたほうがいいでしょうね。

遠田:そうなんですね。

松本:SKELLはけっこう使っています。

遠田:SKELLはこの前やってみたんですけど、たとえば、「following」という単語がありますよね。「following」に「s」を付けて、「the followings are 」というのは完全に間違いなんです。ところがSKELLでやってみたら、「the followings are…」の例文がダーッと出てきて、これはまずいと思いました。

松本:ほんとですか。信用できないですね。

遠田:そうなんです。「following」のあとが複数なら「the following are」としなければいけないのに、「s」を付ける間違いは多いです。それから「knowledge」に「s」をつけて「knowledges」を試してみたら、これも例文がドーンと出てきました。

松本:えー、ほんとですか。けっこうあちこちの英語の本などに紹介されてますよね。

遠田:それを読んで私もやってみたら、ちょっとこれまずいんじゃないかなと思ったんですよ。

松本:じゃあ、そのコーパスが良いかどうか調べるのに、「the followings are」をいろいろなところで使ってみればいいですね。

遠田:それをベンチマークにしてもいいかもしれないですね。LingueeとかReversoでも出てくるかもしれないな。

松本:たしか、DeepLがLingueeから派生しているんですよね。Lingueeって昔はちょっと怪しかったけど今はどうなんですか。

齊藤:ちょっと怪しいのは今も同じだと思いますが、それをまるまる使うというわけではないと思うので。

松本:取っかかりということですよね。最後は自分で調べる。

遠田:結局、Weblioや英辞郎と同じですよね。

齊藤:私も表現の入口を見つけるために使っているだけです。

遠田:いっぱい例文が出てくる中で、そのまま使うのではなく、こういう表現もありかなと思ったらそこから次の調べるステップにいくべきです。

齊藤:そのまま使うのは危険すぎますよね。

松本:でもけっこういるんですよ。そのままバーンと使って「英辞郎に載ってたから」とかいう人が。

齊藤:昔いたけど今は聞かないなあ、そんな人。

松本:私の回りにいますよ。英辞郎に載っているから正しいとか、挙句の果てには「機械翻訳で出たから正しい」という人も聞いたことあります。

コーディネータのありがたさ

齊藤:クライアントにはそういう人いるけどね。「グーグル翻訳と違うんですけど、どうしてですか」とか。当たり前だろうと思いますよ。

松本:「戻したら(逆翻訳したら)元に戻らないんですけど」っていう人もいますね。

齊藤:まあいろんな方いますよ。遠田さんみたいなコンパクトな英訳にしてくださっているのに、クライアントに納めると、「意味が違うんじゃないですか。この動詞はこっちを使うべきではないんですか」とかいろんなことを言い始める人がいて、非常に説得に悩む時があります。

松本:こっちがきれいな英語にしようとしているのに、結局改訳されていることもあります。

齊藤:この動詞はそういう意味も含むということを理解できないんじゃないですか、普通の人は。だから相当大変です。

遠田:理想的なクライアントって、英語がすごくよくわかっている人か、全くわからない人か、どちらかですね。

松本:そう、中途半端なのが一番困るんですよ。

遠田:困りますね。

齊藤:アメリカに5年いたとかね。

松本:そうそう。「この日本語に対する単語がないんですけど」とかいう人がいたり。

齊藤:遠田さんのようなやり方をしていると、ないのが当然なんですよ。だって、動詞がその意味を含んでいるんだから。そこの説得が大変で相当つらい思いをしたことがありました。

松本:「動詞に目的語がないと嫌だ」と言われても、自動詞だから。

齊藤:そうそう、それです。

遠田:コーディネータさんがそうやって間で盾になっていただいているんだなってすごくわかっていて、クライアントから文句を言われた時に「いや、それは違いますよ」とバシっと退けて、私のところに持ってこないようにしてくれていることにつくづく感謝しています。

松本:本当にそこは、翻訳会社がありがたいなと私も思います。ある時、たまたまコーディネータさんがつかまらなかったのか、そういうクレームが直接私に来たことがあったんです。その時初めて、今まで盾になってくれていたんだなということがわかりました。だから私はあえて直じゃなく、翻訳会社経由で仕事しています。

直受け仕事の広がり

松本:遠田先生にも聞いてみたかったんですけど、直接クライアントさんと仕事をする場合と、翻訳会社経由で仕事するパターンがあるじゃないですか。先生は直で仕事をされることもあるんですか。

遠田:あります。

松本:直のクライアントとやる仕事と、翻訳会社経由の仕事は、バランスが取れた感じでされているんでしょうか。

遠田:直の仕事は、季節労働者のように、ある季節になると来る仕事があります。

松本:それはもともとお知り合いだったということですか。

遠田:けっこうな大会社が私のウェブサイトを見てコンタクトしてきたことがあります。「法人化していないけどいいんですか?」と確かめました。

松本:そうなんですね。やっぱりホームページって大事なんですね。

遠田:そうですね。

松本:私も必要かなと思って去年ホームページを作ったんですけど、自分を紹介する時にすごく便利ですね。時々、ホームページを見ただけでトライアルなしで登録してくださる翻訳会社もあったりします。そういう発信ってすごく大事だなと思います。

遠田:私が面白いなと思っている仕事に、英語プレゼンテーションのコーチングがあります。そういう仕事の依頼はウェブサイトから直接来たりします。研究者や技術者の方が学会発表用のパワーポイント資料を作るときに、こういうふうに作ると魅力的なプレゼンができますよ、とコーチングする。あと論文を翻訳したり校正したり、論文から学会発表までを英語を通じてトータルにサポートする仕事です。

松本:それは素晴らしいですね。私は前に、サン・フレアさんで先生の「パワーポイントの英訳」という短期の講座を取って、非常に面白かったです。ファンデーション(化粧品)のプレゼンする時にAとBとどちらがインパクトありますか、という話から始まって、すごく勉強になりました。ぜひあれを再演していただきたいです。多くの方たちに勉強になるんじゃないかなと思います。

実際私もパワポの英訳が多いんですけど、翻訳会社さん経由だと、そんなに変えられないんですよ。一度コーディネータさんに「こっちのほうが絶対インパクトあると思うんです」と言ったら、「そうなんですよね。そうなんですけど、そのまま訳してください」という返事でした。でも言ったことによってストレスはなくなったんです。いつも嫌だなと思いながらいっぱい字の入った訳を納めていたんですけど、一回言ったことによって気が済んだというか、コーディネータさんもわかってくれてるんだなというのがあったので、ほっとした感じはしました。

遠田:パワーポイントほど英語をコンパクトにする必要がある媒体はないです。パワポだと本当に一語にたくさんの意味を込めて、できるだけbusyでないスライドを作るのにテクニックが要りますね。

松本:日本人のプレゼン資料って、配布用の参考資料みたいな字の多さじゃないですか。おそらくそれをプレゼンする時に読みたいんですよね。特に英語があんまり得意じゃない人は、プレゼン資料を読みながらプレゼンしたいから、いっぱい書いちゃう。その気持ちはわからなくはないです。

遠田:そうですね。パワポの翻訳講座は、みんなにやってほしいと言われます。

松本:あれは私が今まで受けた中でもすごくインパクトがあって面白かったです。

遠田:そうですか。また作りましょうかね。

松本:ぜひぜひリクエストしたいです。

話が尽きないですが、この辺でそろそろ締めたいと思います。遠田先生、お忙しいところをありがとうございました。

遠田:こちらこそ。お呼びいただいて楽しいお話ができました。ありがとうございました。

「Kazuki Channel」2021/4/11より)

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◎プロフィール
遠田和子(えんだ・かずこ)
日英翻訳者、ライター
青山学院大学文学部英米文学科卒業。在学中、文部省派遣留学生としてカリフォルニア州パシフィック大学に留学。電機機器メーカーに入社し翻訳業務に従事した後、フリーランス日英翻訳者として独立。カリフォルニア州フットヒル・カレッジに留学、スピーチ・コミュニケーション課程修了。現在は、実務分野での日英翻訳の傍ら、翻訳学校講師、企業研修講師(技術英語プレゼン指導)を務め、講演活動にも取り組む。著書に『日英翻訳のプロが使うラクラク!省エネ英単語』『英語「なるほど!」ライティング』『究極の英語ライティング』『英語でロジカル・シンキング』『フローチャートでわかる英語の冠詞』ほか。英訳書『ルドルフとイッパイアッテナRudolf and Ippai Attena』『Love from the depths―The story of Tomihiro Hoshino』『Traditional Cuisine of the Ryukyu Islands: A History of Health and Healing』(以上共訳)など。趣味は読書・映画鑑賞・バレエ・旅行。

◎インタビュアープロフィール
松本佳月(まつもと・かづき)
日英翻訳者/JTF ジャーナル編集委員
インハウス英訳者として大手メーカー数社にて13 年勤務した後、現在まで約20 年間、フリーランスで日英翻訳を手がける。主に工業、IR、SDGs、その他ビジネス文書を英訳。著書に『好きな英語を追求していたら、日本人の私が日→英専門の翻訳者になっていた』(Kindle 版、2021 年)『翻訳者・松本佳月の「自分をゴキゲンにする」方法: パワフルに生きるためのヒント』(Kindle 版、2022 年)。

齊藤貴昭(さいとう・たかあき)Terry Saito
実務翻訳者
電子機器メーカーで5 年間のアメリカ赴任を経験後、社内通訳翻訳に5 年間従事。その後、翻訳会社にて翻訳事業運営をする傍ら、翻訳コーディネータ、翻訳チェッカー、翻訳者を10 年経験。現在は、翻訳者としても活動。過去の翻訳祭では、製造業でつちかった品質保証の考え方を導入した「翻訳チェック」の講演など多数登壇。
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