週間ニュースまとめ(2021-08-09)

先週の業界ニュースをまとめて取り上げます。

業界ニュース

掲載済みニュース

その他の注目ニュース

UnbabelがMTシステムの性能測定用ソフトウェアを公開

機械翻訳システム提供のUnbabelは、MTシステムの性能を測定し、システム間で比較できるソフトウェア「MT-Telescope」を公開した。オープンソースによる公開で、ライセンスはApache 2.0。同社のGitHubページからダウンロードできる。ただしコマンドによる操作が必要となる。

FITのニュースレター「Translatio」第2号が発行

FIT(International Federation of Translators)が発行しているニュースレターの2021年第2号が公開されている。6月に開かれた大会の様子の他、各地域のFITの活動が紹介されている。リンク先からPDFファイルが無償で入手できる。

Translatio 2021年第2号(PDF):https://wa1.fit-ift.org/wp-content/uploads/2021/07/translatio_2021_2a_EN.pdf

【ATAブログ】New ATA e-book for Translation Newbies: Your Go-to Guide for Starting Out

今年4月にATAが「Guide to Starting Out as a Translator」という小冊子を発行した。それを紹介する記事となっている。

同小冊子は、文字通りフリーランス翻訳者としてのキャリアをスタートさせたい人向けの内容だ。業界用語集の他、マーケティング、値付け、人脈作りなどの情報が簡潔にまとめられている。リンク先からPDFが無償で入手できるので、翻訳者を目指す人やフリーランスを始めたばかりの人はぜひ目を通しておきたい。

【ストラスブール大学ブログ】Back Translation Tips for Localization Project Managers

訳文を原文に戻す「逆翻訳」のメリットやデメリット、コツが説明されている。記事によると、高い水準の品質管理が求められるライフサイエンス分野では一般的に用いられているようだ。訳抜けのような基本的なエラーの発見に役立つが、やはりコストがデメリットになる。逆翻訳の目的や適用範囲をしっかり定義できれば、導入を検討するのも面白いかもしれない。

記事:https://mastertcloc.unistra.fr/2021/08/05/back-translation-process-for-localization-project-managers/

【Slator記事】769 Machine Translation Papers Show Automatic Evaluation Worsening

機械翻訳の自動評価にBLEU値のみが使われる傾向が強くなりつつある問題を指摘したNICT(情報通信研究機構)研究者の論文が紹介されている。BLEU以外にもさまざまな評価指標が存在するにもかかわらず、2010〜2020年の間に出された論文769本のうち74.3%がBLEU値しか使っていなかったようだ。

数値が提示されると、人は妥当性や根拠まで検討せずに受け入れてしまうことがある。BLUE値が指標の1つに過ぎないという点は頭の片隅に置いておきたい。

記事:https://slator.com/769-machine-translation-papers-show-automatic-evaluation-worsening/


その他の情報まとめ

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業界イベント

業界イベントをカレンダー形式で掲載しています。1か月先までの予定を紹介します(申し込みが締め切られている可能性もあるのでご注意ください)。

  • 8/1〜31:日本通訳翻訳フォーラム2021
  • 8/16〜20:MT Summit 2021
  • 8/18:エンタメ翻訳、わが人生【JTFセミナー】
  • 9/8〜9:SlatorCon Remote September 2021
  • 9/9:コミュニケーションの視点から医療通訳を考える【JTFセミナー】
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